YAS107
今回はイヤホン関係から外れて、サラウンドバーのご紹介です。
前々から気になっていたのですが、引越しを機にとうとう購入してしまいました。
(※Amazonで購入したため、Amazonにも同様のレビューをしています。)
何といってもバーチャル3Dサラウンド「DTS Virtual: X」が最大の売りだと思いますが、
音の立体感が本当にフロントスピーカーだけで再生しているのか疑ってしまうレベルです。
現行モデルより2代も前の商品ですが、メーカーサイトの説明や後継モデルとの比較レビューを見てもそこまで劇的に変更されている点はないのかなと思い、現行モデルのYAS-109を某電気屋で視聴したのちに15000円ほどまで値下がりしていたこちらを購入しました。形も角型のこちらのほうが好みでした。
(※コロナの影響か、現在は売り切れています。)
視聴した際に他メーカーの商品とも聞き比べましたが、設置位置(商品の棚の高さ)の影響を受けている可能性はあるにせよ、SONY、JBL、DENONなどの同価格帯のものに比べてYAMAHAの商品が一番立体的に感じたのが決め手でした。
低音の迫力だけでごまかしているような商品ではないということは確かです。
360°音に包まれてるとはいかないまでも、180°以上耳の横を音が通り抜けていくような
感覚は味わえます。(作品によりますが、個人的には最大250°くらい?)
平置き状態だとスピーカーが上に向くからか、高さ方向にも広がるのがドーム上にフワッと包まれてる感覚になる理由かなとも思います。
中には効果を感じにくい作品もあると思いますが、そんな時は一時的にTV内蔵のスピーカーに戻すと、奥行きや広がりなどの音の距離感や臨場感の差に気づけると思います。
(とはいえ我が家のTVは10年選手なので最近のTVスピーカーの性能は向上しているかもしれませんが。)
また、スピーカーからの距離が近すぎたり遠すぎるとスウィートスポットから外れるために、効果を感じにくい可能性もあります。
ドルビーなどサラウンドに対応していないステレオ音声入力時でもアップミックスされるそうなので、アマゾンプライムの作品がサラウンド対応なのかは不明ですが、十分に効果を実感しています。
サラウンドの種類については現行モデルだと「3Dサラウンド」×「音楽」や「映画」のように効果を掛け合わせることができるようですが、使い分けるのも煩わしいので、3Dサラウンド1択と割り切ってるこちらのほうが聞き比べたり悩まなくて済むのでいいです。
正直ニュースやバラエティ番組で使う必要はないかなとは感じますが、
音楽番組や映画などの映像作品の時には欠かせなくなりました。
サブウーファー付きのモデルもあるようですが、バスエクステンションをONにすると、
これに足す必要ある?というくらい迫力のある音が出ます。
低音は6段階くらい調整でき、最大にしたら近所迷惑を心配してしまうくらいです。
クリアボイスという機能も秀逸で、セリフが効果音に埋もれることなくよく聞こえます。
Bluetoothに関しては便利ですが、正直純粋な音楽再生には向いていないかなという印象です。
3Dサラウンドをオンにしたままだと音は広がりますが、芯がぼやける感じで、オフにすると個人的に高音が物足りないというか、低音が強すぎてなんとなくバランスが悪く感じてしまいます。
「音楽」モードでも聞いてみましたが、あまり好みではありませんでした。
ライブDVDなんかだとコンポよりも雰囲気が出るので、やはり音を広げるというか臨場感を重視するような音源や作品が向いているということなんでしょうかね。
音楽を聴くときはコンポを使用しています。
ARC対応で、TVの電源を入れると同時にスイッチが入ります。
が、ニュースなど不要な時にスイッチを切っても時々TVスピーカーに切り替わらない時があるのが難点といえば難点ですかね。
TVリモコンで音量の調節ができたり、便利な点もあります。
インジケーターが上面にあるため、現在の設定がわかりづらいという声もありますが、
スマホアプリで確認するとわかりやすいですし、一度設定してしまえば個人的にはあまりいじることはないので、それほど気にしてはいません。
総じて、これ1台で自宅がプチ映画館になったようで、コスパも非常に高く満足しています。
前からサラウンドバーは気になっていましたが、もっと早く買えばよかったと思いました。
アマゾンプライムで次はどれを見ようかと探すのが楽しみです。
評価が高いのも納得の商品です。