イヤホンたちへのひとりごと

主に購入したイヤホンのなんちゃってレビュー。良かったところももうちょっとこうだといいなという我儘も含めて率直なひとりごとをメモがわりに発信します。かなり個人的な好み傾向も反映されているので、あまり鵜呑みにしないように!

KBEAR BELIEVE

日本では入手ルートが限られているイヤホンです。

→結局すでに廃盤となったようです。

 

アリエクでは一応販売価格は20000円前後辺りのようではあるのですが、どういうわけか日本に発送不可となっており、

現在はどこも売切表示の状態になっています。

以前は在庫カウントが200くらいあるセラーがありましたが、カートに入れてもグレーアウトして日本への発送不可と購入画面に進めませんでした。

 

HIFIGOという海外のショップでは購入できたようですが、現在は在庫切れのようですね。

 

またアメリカのAmazonからも購入可能のようです。

 

高級素材であるベリリウムを振動板にコーティングではなく、ピュアベリリウム振動板ということで、他社製品では一桁増えるくらいの価格帯で販売されていたりするようなことから、一部で話題になっているイヤホンです。

 

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良かったところ

・解像度が半端ない

・刺さりのない滑らかな高音域

・定位の良さ

・付属品が豪華

・デザインのかっこよさ

 

気になったところ

・とにかく鳴らしにくい!

・コネクタ部分の精度があまい

 

仕様

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まずデメリット?から

抵抗は17Ωとそれほどでもありませんが、音圧感度が98dbとなっています。

 

先に入手していた方々もかなり駆動力のあるDAPやアンプが必要とおっしゃっていますが、その通りのようで、

DAPはFiiOM9(ではたぶん力不足)、イヤホンがTFZのNo.3で音量40かつローゲインでの音量を確保するのにBELIEVEはハイゲインで55〜60にして大体同じくらいかな?というくらい同じ音量設定で比較しようとするとものすごく音がちっちゃくなります。

 

まぁ、音量を上げればいいだけなのでデメリット?という感じですが、設定を戻し忘れて別のイヤホンに変えた時に耳がやられる可能性もあるので一応デメリットということで。

 

で、肝心な音の方ですが、とても透明感があり、解像感がヤバいです。

 

NM2+で分離感も、そこそこの音圧もありながらスッキリ明瞭な解像度だと感じていたのですが、軽く上回りますね。

 

なんというか、NM2+でも濁りがあったんだと感じるくらい繊細でピュアな音です。

 

かなりフラットで、わずかに中域が膨らんでいる印象です。

刺さるような刺激的な高音では無くマイルドで、シンバル系やピアノの音などがとても綺麗で心地よく、ボーカルは息づかいなどがわかり、低音もボワ付き無く、上品に鳴ります。

低域は控えめですが、深いところから鳴っているのがわかります。

 

定位もとてもしっかりしていて、分離感と相まって聴き分けが凄くしやすいですね。

音場も割と広い印象です。

 

どちらかと言うと楽しく鳴らすタイプではないので、"爆音でスカッとしたい!"ではなくて、"音に浸りたい"という時に最適なイヤホンだと思いました。

インスト・ヒーリングミュージックなんかとマッチしそうです。

自宅で聴き浸りたい時はBELIEVE、自宅で気分を上げたい時はNo.3TiかLIVEXと使い分けしていこうと思います。

 

ビルドクオリティも良好で、何よりデザインがカッコいいです。

筐体はBELIEVE・DIAMOND共にダルマオーディオというメーカーのOEMらしいです。

筐体のクオリティは素晴らしいのですが、コネクタ部分のみなんというか、ピンがとても刺さりづらく、ケーブルを交換する際にとても手間取ります。

 

正直KBEARってケーブルとかアクセサリーの方が充実しているのかな?という印象だったのですが、先日のLARKといい、デザインやクオリティなどかなり正統派なメーカーだなと好感を持ちました。

 

そういえば以前KB06というイヤホンが気になっていましたが、ハイブリッドイヤホンだったため、結局冒険せず様子見したまま流してしまったのを思い出しました。

まだ販売はあるので買うかも?しれませんが、この調子だとDIAMONDは確実に購入路線ですね。