ibasso DC02
今回はUSB DACの本命、ibassoのDC02についてレビューしたいと思います。
フリマアプリて3500円ほどだったので、ポチってみました。
2.5ミリバランス接続に対応したDC01という商品もあります。
実は先日eイヤホンさんでDC03をちょこっと試聴したので、比較感想などもご紹介できればと思います。
良かったところ
・ノイズの少なさ
・音場の広さ
気になったところ
・フェードアウト時のノイズ
・やや取り回しが悪い
DC02を購入する前にeイヤホンさんでDC03を視聴してきたのですが、正直、無名USB DACとの比較ではあまり違いを実感できませんでした。というか、DC03の方がノイズが抑えられているのは実感しましたが、価格差を考えたときに、「コレ(無名USB DAC)で十分だよな」となってしまったのが本音です。
消費電力も倍くらいになるみたいですしね。
私がスマホで聴くのに求めている条件としては、音質とバッテリー持ちと操作性のバランスですので、その点でもDC03は候補から外れるかなと思いました。
(ただ、DC03は、音量が取りやすく、スマホ本体のレベルを下げて試聴したので、実際の消費電力がどうなのか定かではありません。)
DC02とDC03を直接比べられたわけではなかったですが、その時の印象と比べると、個人的にはDC02の方が好印象に感じました。
DC02と無名USB DACとの比較では、一聴した瞬間に「おっ⁉︎」ってなりました。
より専用DAPに近い印象を受けました。
ノイズは無名USB DACに比べてより抑えられています。
音の傾向でいうと無名USB DACが割と全体をフラットに聴感良く綺麗に自然な感じに鳴らすのに対して、ややドンシャリ寄りにメリハリのある味付けされたチューニングのように感じました。
音場は無名USB DACより広がりを感じます。
そもそも本体の大きさが結構違うので、DACチップ以外の回路などにもこだわっているんだろうなぁと勝手に想像していますが、DC02なら4〜5000円ほどかけても妥当かなと感じるほどより本格的なサウンドだと思いました。
もしくはDACチップが個人的に旭化成のAKシリーズの方が好みなのかなとも思います。
(DC03はシーラス社のCS 43131×2基)
取り回し的には無名USB DACの方がコード以外の部分が小さく、コード自体も柔らかい分良好です。
DC02はコードがなるべく真っ直ぐに戻ろうとするので、ケースなどにしまうときに言うことを聞いてくれない感じです。
発熱に関してのコメントが多かったですが、30分ほど聞いたところでは特に気になる発熱は無かったです。
無名USB DAC同様、フェードアウト時に機械的なノイズが生じるのはDC02、DC03も変わらず、USB DACの宿命なんでしょうかね?
コレがなければもっと気持ち良く聴けるのですが…
と思っていましたが、専用のアプリがあり、これを利用するとそのノイズがほぼ気にならなくなりました。
一方で、アプリを使わずに再生していたときは発熱があまり気にならなかったのですが、アプリを使うことで、ほんのり暖かくなるのを実感しました。
また、青いLEDランプが電源供給時に点灯するのですが、音楽再生をしていなくても、USB DACを挿しっぱなしだと、常に電源供給なされているようなので、聴き終わったら DACは抜いておくのがいいでしょうね。
【※追記】
DC02も廃盤となりました。