イヤホンたちへのひとりごと

主に購入したイヤホンのなんちゃってレビュー。良かったところももうちょっとこうだといいなという我儘も含めて率直なひとりごとをメモがわりに発信します。かなり個人的な好み傾向も反映されているので、あまり鵜呑みにしないように!

TRN BT20S PRO / FiiO LC-BT2

先日予告してました、Bluetoothアクセサリー2機種の紹介です。

 

TRN BT20S PRO

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良かったところ

・コンパクトで取り回しの良さ

・バッテリー持ち

TWSさながらの使い勝手

 

気になったところ

・アダプターがたまに外れる ←注意‼︎

・電波干渉にやや弱い

・若干ホワイトノイズがのる

・音量調節ができない

 

スマホからの再生では、スマホ+ibasso DC02ありの有線接続には劣りますが、DAPからの再生では、スマホ+DC02と同等か、それ以上の音質のように感じました。

 

DAP有線には流石に敵わないですね。

 

けれど思いの外、DAPとの接続であればかなり優秀だと思いました。

 

ホワイトノイズが無音時に多少気になるのと、特に混雑時の地下鉄のホームやタクシー?の近くにいると電波干渉がひどく、かなり途切れます。

ネックバンド型と異なり、左右の機械にそれぞれ繋げないといけない分電波が弱いのでしょうかね?

それと、DAP側(FiiO M9)がBluetooth4.2までしか対応していないので、この辺のスペックも影響してそうです。

 

なかなか恐怖なのが、アダプターと本体が外れる時があることです。約2週間ほど使用しましたが、既に2回ほど耳掛け部分と本体が外れました。

具体的には、イヤホンとアダプターは耳に残り、本体が落ちます。

 

さまざまなイヤホンに対応できますし、コンセプトとしてはとても素晴らしいのですが、ツメやネジ式などで外れにくい形状にするなど、後継機が出る時はアダプターも買い替えになりますが、なんらかの改良は必要かなという感じがしました。

ついでにハイレゾワイヤレスに対応して欲しいなぁ(・∀・)

 

バッテリーはケース63時間+本体9時間と、本体を7回分フル充電できるロングライフです。

本体9時間でもTWSであることを考えると相当高スペックですね。

 

バッテリーを弱らせないように、なるべく使い切ってからケースにしまうようにしようと思っています。

一応、ケースに収めれば自動的に電源が切れ、取り出すと自動的に電源が入るという、まさにTWSさながらの使い勝手になっています。

ケース上蓋の嵩があるので、余程ゴツいイヤホンでなければ、イヤホンごと格納出来ます。

 

ケースに戻さずに電源のオンオフは左右本体のボタンを長押しするだけです。

 

ちなみに、

再生/停止:左右どちらかのボタンを一度押し

曲送り:右のボタンを2度押し

曲戻し:左のボタンを2度押し

また、どれも大体共通ですが、電源を入れる際にそのままさらに長押しでペアリングモードになります。

音量の変更はBT20S PRO本体ではできません。

 

音質も素直で予想以上に悪くなく、またコンパクトで取り回しは非常に良い上に、バッテリー持ちもかなり優秀なので、アダプターの件さえ除けばかなりオススメです。

 

 

FiiO LC-BT2

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良かったところ

・ノイズが少ない

・有線に迫る音質

・電波干渉に強め

・アプリ使用で音質等の調整が可能

・バッテリー持ち

 

気になったところ

・付け心地

・収納時に嵩張る

 

BT20SPROと比べると、やはり嵩張るという点が1番のネックですが、私のように家から勤務先で、カバンなどにしまわずにデスクや棚に置くだけであればあまり気にすることも無いかもしれません。

 

BT20SPROにはなかったDACチップ内蔵(旭化成 AK4331)なのが特徴で、こちらは無音時のノイズはほとんど気になりません。

また、低消費電力が特徴のDACチップで、コーデック不明ですが、連続再生時間は24時間と表記されています。

 

スマホとの接続(LDAC)でも、スマホ+DC02と同等レベルの音質になります。

 

DAPとのLDAC接続時は、DAPとの有線接続ともほぼ互角なくらい濃密な音を奏でます。aptxだと少し音が痩せて聞こえました。

 

また、やや低音が強調されたチューニングのようなので、中高音重視で、もう少し低音を強調したいというイヤホンにマッチしそうです。

ただ、FiiO controlというアプリを使用することで、イコライザー等の調整が可能なので、あくまで素の状態での使用時にという条件下での話ですけどね。

 

FiiO controlではさらに、Bluetooth接続時のコーデックも指定が可能です。

例えば、XperiaはLDAC対応機器にBluetooth接続する際、有無を言わさずLDAC固定(その他のコーデック使用は特殊な条件下でいちいち選択する必要がある)なので、

例えばゲーム時の利用が主で音質よりバッテリー重視にしたいなど、何らかの理由があるときにはLDACのチェックを外す事で、コーデック指定ができるのは、Xperiaユーザーにはありがたい機能では無いでしょうか?

 

BT20S PROと異なり、左右独立ではなく、一体型のためか、接続は安定していて、遅延や途切れなどは今のところ体験していません。

バッテリーもまだ使い切っていませんが、だいぶ持ちそうな感じです。

 

現在はメガネをかけてマスクをしてネックウォーマーをした状態でネックバンド(ついでにボディバッグのショルダーが右側)なので、コードが浮きやすいのか、特に右側のイヤホンが少し落ち着かない掛け具合になる事がよくあります。

この辺はBT20S PROの方が有利だなと感じました。

 

SHANLINGのMW200も気になりますが、結構LC-BT2で音質的にも満足度が高かったので、もう少し様子見しようと思います。

 

嬉しい誤算だったのが、DAP側のバッテリー消費もだいぶ抑えられる点です。

LDAC接続のLC-BT2使用時でも、有線時と比べてバッテリーの減りがずいぶん緩やかになった感じがします。

一応、FiiO M9のスペックとして、

3.5ミリ接続で連続再生時間が10時間

2.5ミリ接続で連続再生時間が9時間

Bluetooth(SBC)使用時で30時間

の設計のようです。

 

ここまでクオリティが上がれば頑なに有線で、と快適さを犠牲にして妥協することも無いかなと思えます。

 

願わくばDACチップ内蔵かつ、アダプター改良版の「BT20SPRO 2」的なやつの開発・販売を期待しています。