FiiO M5
今回は初デジタルオーディオプレーヤー(DAP)です。
安価でも専用DAPはスマホと比べたらやはり音質がいいものなのだろうか?ということで、BluetoothでLDAC、aptx-HD両方に対応しているFiiOのM5という機種を購入しました。
もともとXperiaXZ1を選んだのも、高音質といえばSONYという単純なイメージとLDAC、aptx-HDの両方に対応したからというのが理由でした。
ただ、M5はもともとのコンパクトさに加え、オプションで腕時計のようにできるパーツがあるのも魅力的でした。
良かったところ
・音の厚みがある
・音の立体感、臨場感が増す
気になったところ
・AACは拡張子によって認識されない
・時々文字化けが起こる
・アーティストまるごとの再生が出来ない
・小さいのでどうしても操作性が
小型ながら音はスマホと比較すると専用機なだけあってしっかりしています。
今回はCCA-C12で聴き比べましたが、
XZ1は中音域が薄い分クリアで見通しがいいように感じる一方で、M5は中音域がしっかりと出ていながら解像度や迫力なども十分。
バスドラの踏み込んだ瞬間のアタック感や音圧はスマホでは感じられなかったニュアンスで、またハイハットやライドシンバルなどの1点1点の音も非常にリアリティのある粒立ちのいい音を鳴らしてくれます。
ただ、想定していなかったというか購入前に気がつかなかったポイントがいくつかありました。
まず、AACは拡張子によって認識してくれないものがあります。
昔SONYのPCアプリ「x-アプリ」や「Media Go」で取り込んだ楽曲のうち、拡張子がmp4となっているものは曲として認識されませんでした。
後からm4aに直したら認識するようになりました。
それからアーティスト再生が出来ません。
例えば「アーティスト」→「アルバム」
→「曲目」と階層があるのは共通ですが、
スマホでは真ん中の「アルバム」の階層部分の頭や最後に「すべての曲」という項目があるのが一般的ですが、それがありません。
あるアーティストだけをまとめて聴きたいという時は、プレイリストを作成するしか方法が無さそうです。
地味に大変ですね。
アップデートで改善されると良いのですが。
また、文字化けが起こっていることがあります。メーカーが中国だからか、漢字表記が簡易文字のような違和感がある時もあります。
慣れればそれ程問題ないですが、そもそも小さいゆえ操作性はあまり良いとは言えず、スマホアプリほど直感的に使えない部分もあります。
ホームボタンやスワイプなどある程度の工夫は感じられますが、コンパクトさ故の犠牲なのは仕方ないですね。